上司と部下の関係
上司と部下という関係は、果たして、これからの企業マネジメントで必要な組織のあり方なのでしょうか。
コミュニケーションに気を遣うあまり、中間管理職が悲鳴を上げているそうです。
まずは肯定的な言葉を付けて、そのあとに注意する言葉を付けてあげると、気分を害さずに伝えることができます。
厳しくされて伸びるタイプは、情熱的な気持ちを持って仕事に臨んでいるので、とても指導しやすいでしょう。
厳しく指導されているときにふと褒められるととても嬉しくなり、それも成長の要素でもあります。
前者に比べると、上司としてはとても指導しがいがあるでしょう。
今は、若者に気を使いながら仕事をしていくという状況は、数十年前なら考えにくいものだったかもしれません。
ただ、これからの日本を支えていくであろう若者には、もっと熱を持って仕事に取り組んでもらえることが団塊の世代の希望ではないでしょうか。
悲しきかな、上司の言う事は絶対ではないと考えている若い社員も多いのです。
特に、体育会系の営業担当ベテラン社員は、かなり敬遠されてきているようです。
気合、根性などの精神論は特に嫌われますので、心当たりのある方は、考え方を変えた方がいいでしょう。
若者はドライですから、単純に能力では敵わないから精神論に走るのだと思われるだけです。
外資系企業との合併によって、一番冷や飯を食わされたのは、たたき上げの営業系管理職だったということは想像に難くないですよね。
気になるその時
後輩の指導において、後から「もっとこう言えばよかった」などと後悔することがある。
きっと、半分しか理解できなかっただろうな、と自分の今日の指導を顧みながら、帰宅のためにバス停まで歩く。
自分が指導される側のときは、自分のことだけを考えながら反省していたが、今では後輩のことも考える必要があるので、反省すべき項目が増えている。
今後、歳を重ねるごとにその項目が増えていくのだろう。
私の上司もこうやって顧みながら帰宅しているかもしれない。
そんな道すがら頭の中でまとめた自分のダメな所。
気になったことがあっても、今言うべきではないのかも、と遠慮したり、後で時間を取ってゆっくり言おうとすることがあること。
どんな理由であれ、結局は「適切な指導をせずに、後回しにした」ということになる。
昨日まさに後回しにした状態で後輩を帰してしまった。
上司に報告をすると、「なんでさっき言わなかったの?」と言われて、何も返答できなかった。
週明けに、「金曜日のことだけど、」と話しをしはじめても、タイムラグが生じてしまうので、後輩の胸に響く指導にはならないかもしれない。
気になったそのときに、言わなくては。
そう強く思った。
自分の場合を考えてみると、その場で指摘されるより、時間が経って改まって指摘されるほうが、「恐い」と思っていた。
「先日のことだけど、」という風に話し出されると、とてつもなく大きなミスをしたんだと思って重く受け止める。
改まって指摘するほどのことをしてしまって迷惑かけた、という思いがあるので、その日は元気なく仕事をするだろう。
このように自分がこう指導された方が良いというのをもっと反映できるよう頑張らなくては。