ラジオ体操
小学生の夏休みといえば、朝のラジオ体操。
毎朝眠い目をこすりながら姉と一緒に近くの野球グラウンドまで行っていた。
まだ半分寝ているような状態で体操して何になるのだろうかと子どもながらに思っていたが、今やっとラジオ体操のすごさを実感している。
最近ラジオ体操が健康法として再び注目されているからだ。
女性誌にも特集が組まれるほどの人気が再燃している。
ラジオ体操はどんなものだったか忘れてしまっていたが、あのピアノ演奏が流れてくれば不思議と体が動きだす。
大人になっていまラジオ体操をやってみると、日頃伸ばさない体の部分までしっかりと伸び縮みさせることができるし、無理のない体操だから続けやすいことを改めて実感。ダラダラせずにしっかり取り組めばこれだけでも充分な運動量だ。
子どもの頃は気がつかなかったが、今から少しずつ続けてみよう。
ラジオ体操の起源
ラジオ体操は1968年から始まりました。
1983年にアメリカで初回のラジオ体操大会を行いました。
また、初回極東ラジオ体操大会は1984年に日本で行われました。
この2回のラジオ体操大会の成功のおかげで、ラジオ体操はその後世界中に盛んになって、毎年たくさんの大会を行っています。
国民の生活が豊かになったために、ラジオ体操が健康を維持することと、その楽しさなどのメリットがあり、ますます重視されて、どんな年齢層の人でもラジオ体操が好きになります。
テレビで放送されたラジオ体操の番組もほかの番組より視聴率が高かったようです。
また、ラジオ体操はよく体育競技館などの広い場所で行われるために、企業宣伝のチャンスにもなり、企業と協力することも多いです。
お年寄りの運動不足解消の手段としても、長い間、親しまれていました。
恐らく、ラジオ体操を経験していない人を探す方が、非常に難しいぐらいの知名度ですよね。
子どもの頃の夏休みと言えば、ラジオ体操を思い浮かべる人もいることでしょう。
ところが、現在では、公園の減少や近隣住民からの苦情などで、早朝のラジオ体操は見かけなくなりました。
住みにくい世の中になってはきましたが、早朝から、けたたましくラジオ体操をされるのは、確かに迷惑なのかもしれないですね。
今は何が良くて何が悪いのか、常識だけでは計れなくなってきたこともあるのでしょう。
ただし、常識は時代とともに変わっていくべき、という意見もありますね。